予防歯科

- Preventive Dentistry -

治療で通う時代から
予防で通う時代に

予防歯科

歯とお口の健康を守るため、「予防歯科」が注目されています。いつまでも健やかに過ごすには、歯とお口の健康が欠かせません。
一般的に歯医者さんに通う理由としましては、むし歯や歯周病の治療や、歯や入れ歯の調子が悪くなった場合だと思います。
症状が出た後、すぐに治療していくことは大切なことですが、どんな治療にも勝るものは、予防することなのです。

正しい知識と習慣を身につけて、「予防歯科」をはじめましょう。

予防歯科のポイント

歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院などでの『プロフェッショナルケア』と、歯科医院での指導に基づいた毎日の『ホーム(セルフ)ケア』の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。
そのためにも、歯科医院での定期的な健診が大切です。

  • プロフェッショナルケア

    プロフェッショナルケア

    歯科医院で定期的に行うケアです。
    歯みがきや補助的清掃器具の使用指導や
    ホームケアでは行き届かない
    範囲までケアしていきます。

  • ホーム(セルフ)ケア

    ホーム(セルフ)ケア

    歯科医師・歯科衛生士に指導してもらったことを
    自分で行う歯のお手入れ。
    毎日のケアの積み重ねで、
    健康な歯や歯ぐきを維持しましょう。

世界の「予防歯科」はどうなっているの?

70歳で残っている歯の平均本数
※1 Hugoson Anders,Koch Goran:Thirty year trends in the prevalence and distribution of dental caries in Swedish adults (1973-2003).
Swedish dental journal,2008
※2 厚生労働省:平成17年度 歯科疾患実態調査, 2005 (無歯顎者を除く)

「予防歯科」先進国のスウェーデン

かつてスウェーデンは日本と同様に、多くの人がムシ歯や歯周病などによって歯を喪失していたと言われてます。
しかし、1970年代に「予防歯科」が国家規模の一大プロジェクトとしてスタートし、その結果、世界で最も歯科疾患の少ない国といわれるようになりました。
現在、医療システムだけでなく、歯科医療の分野でも「予防歯科」先進国として知られています。

定期健診受診者率(20代以上・男女計)
厚生労働省:平成24年度 国民健康・栄養調査

日本でも「予防歯科」への意識

日本でも国や地方自治体が、歯とお口の健康を重要ととらえ、「予防歯科」の考え方を広めるために、法律や条例の整備などを進めています。
その結果、歯科医院で定期的な健診を受ける人や、積極的に「予防歯科」に取り組む歯科医院が増えてきています。

当院の予防歯科で行うこと

  • 定期歯科検診

    お悩み相談、口腔内のチェック(むし歯検査や歯周病検査など)、レントゲン検査を行い、検査結果を元にアドバイスを行います。
    むし歯のなりやすさ、歯並びなどは、一人一人違いますので、自分にあった歯みがき指導やケアを行います。
    むし歯や歯周病の早期発見に繋がります。

  • 定期的なケア

    普段の歯磨きでは落としきれないプラークやバイオフィルム除去など、クリニックならではのプロフェショナルケアを行います。

    • PMTC

      歯垢の除去には主にPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)が最も効果的です。 歯みがきだけでは取りきれないプラークや歯石を隅々まで取り除いてお口のなかの環境を整え、むし歯や歯周病の原因を退治します。

    • フッ素塗布

      フッ素は歯を強くし、むし歯予防にたいへん効果があります。軟らかい乳歯のお子さんから、歯ぐきが下がって歯の根元にむし歯ができやすいシニア世代の方まで、皆さんにおすすめします。

    • シーラント

      歯垢が残りやすい歯のかみ合わせなどの溝を薬剤成分含有の樹脂で塞いで、むし歯を予防する処置です。

  • ホームケアのご説明

    ご自身の口や歯にあった、補助的清掃器具(フロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシ、デンタルリンスなど)や歯磨剤・歯磨き粉(フッ素配合)を、提案します。
    フッ素配合歯磨き粉も、年齢や状態に応じて選ぶ必要があります。
    また検査結果より、次回来院の理想的な目安についても、患者さんそれぞれに適した時期をご説明します。
    当院では歯科医院の専売のモンダミンも取り扱っております。

プロケアで実践!

歯科医院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。
歯並びなど、お口の状態は一人ひとり異なるので、歯医者さんや歯科衛生士さんに自分に合った歯みがき指導やフッ素塗布など専門的なケアをしてもらいましょう。
みがき残しがないかなどの定期的なチェックのために、歯科医院での健診を年に2~3回受けることが望ましいでしょう。

診療内容