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2024.02.19

コラム

失ってしまった歯を補う3つの方法 Part2

歯 補う イメージ

こんにちは。山梨県南都留郡富士河口湖町の歯医者、井ビシ歯科医院(いびし)です。

定期的にこのコラムにてインプラント治療に疑問ついてお話しします。

「こんなお悩みはありませんか?」
・ インプラントってなに?
・ いくらくらいかかるの?
・ 誰でも受けられる治療なの?
・ 痛くないの?
・ 体・骨に入れ込むものなので不安がある
・ 入れ歯が痛い 入れ歯に悩んでいる
・歯が抜けて困っている、食事が上手く噛めずに困る
・他の歯医者さんで抜歯を勧められた
・他の歯医者さんで難しい症例なので断られてしまった、
・インプラントをしたいけども、どこで治療を受ければいいのか?どの歯医者さんでも対応しているのか?
などの疑問が出てくるかと思います。

大切なご自身の歯をつくっていく治療だからこそ、安心・安全に治療を受けるためには、経験・実績があり、また最先端の設備、リスクや費用をしっかりと説明いただける歯科医院でのインプラント治療をお勧めします。

当院でも、インプラント専門医が治療を担当しているため、なるべく詳しく、わかりやすい説明、“早く”“痛みのない”“長持ちする”インプラント治療ができるよう心がけております。
相談を受けたからと言って、治療を受けなければいけないわけではありません。
患者さんのインプラント治療についても疑問にお答えします。

「抜かない治療が正しいのか、歯を抜かないのが良い歯医者の条件か?」についてお話ししました。
引き続き「失ってしまった歯を補う3つの方法」についてお話ししていきます。

前回の目次

1.失ってしまった歯を補う3つの方法

2.インプラントの保険適用について

3.失ってしまった歯を補う3つの方法 -ブリッジ-

今回の目次

1.失ってしまった歯を補う3つの方法 -入れ歯-

2.失ってしまった歯を補う3つの方法 -インプラント-

失ってしまった歯を補う3つの方法 -入れ歯-

入れ歯のメリット・デメリット

入れ歯 イメージ

入れ歯もブリッジとともに、失った歯を補う方法としてはポピュラーですが、ブリッジに比べると「年寄りくさい」というイメージが強いようです。
特に、女性の患者さんにとって入れ歯に対するイメージは、あまり良いものではありません。

また歯を失ったときに入れ歯で補うことを希望する患者さんは、「歯がなくなったのだから仕方がない」という半ばあきらめの気持ちが強く、「入れ歯をすることで、いきいきとした人生を取り戻すのだ」という前向きなとらえ方をする患者さんは少数派です。

入れ歯は保険でも作ることができますが、保険で作れる入れ歯の場合は、制約があって、材質においても使い勝手においても、あまり快適ではないという難点があります。ブリッジ同様、ある程度費用をかけた入れ歯だとそれなりに快適ですが、保険適用の場合は、レジン義歯というプラスチックの材質の上、強度を出すためにある程度の厚みにすることが必要になり、小さな入れ歯から少しずつ慣らしていかないと、いきなり総入れ歯ですとどうしても違和感があります。
せっかく入れ歯を作ったのに使っていないという方の大半が、使用時の異物感をあげます。また、天然歯と違い、食物の熱さ・冷たさなどが自然に伝わらないので、食事があまりおいしくないことも「保険の入れ歯」が敬遠される理由の一つのようです。

また、入れ歯は血行不良の歯肉(歯茎)や、アゴの骨の老化で長い年月の間に合わなくなっていきます。
当然、隙間が生じ、ガタガタし始めるため、どうしてもオクチの状態に合わせてそのつど作り直しが必要になってきます(総入れ歯も部分入れ歯も同様)。
歯の久損が少ない場合は、部分床義歯という小さな入れ歯、いわゆる部分入れ歯です。このタイプの入れ歯は、残っている歯にクラスプという金具を引っかけて固定するので、クラスプをかける歯は取り外しの際に傷つきやすく、虫歯になりやすいようです。

自費で作られた入れ歯の場合は、オクチの状態に応じて時間と手間をかけ、親和性の高い材料で作製するため費用がかさみますが、高い快適性を得られます。金具のない見た目も優れた部分入れ歯もあります。
また総じて入れ歯の場合、ブリッジよりは歯の手入れ、オクチの中のクリーニングもしやすいですが、やはりそれなりの手間がかかるのも事実です。

失ってしまった歯を補う3つの方法 -インプラント-

インプラントのメリット・デメリット

インプラント

インプラント治療の全容については、後に詳しく説明いたしますが、インプラント治療の一番のポイントは、ブリッジや入れ歯などに比べると、健康な歯への負担をほとんどかけずに治療できるということでしょう。

このことは予防歯科の観点からも、失った歯を補うベストな方法と言うことができます。またブリッジのように両隣の歯や健康な歯を傷つけることもなく治療ができます。

入れ歯のように、加齢とともに合わなくなってそのつど作り直す必要が生じることもありません。
アゴの骨に植え込まれた人工歯根の土台に、天然の歯と同様に新しい歯が一本ずつ、しつかり固定されるため、今まで食べられなかったもの、噛むことができなかったものがおいしく食べられるようになります。
噛むことによってアゴの骨に刺激が伝わるため、アゴの骨の退縮も止められることになります。

インプラント イメージ

ただしインプラント治療は健康保険対象外のため、比較的高額な治療費がかかります。治療期間もブリッジや入れ歯に比べ長期にわたることが少なくありません。
現状で考えられるインプラントの最大のデメリットは治療費用の問題と、患者さんの健康状態によっては選択できない治療という点です。

しかし、健康状態さえ問題なければ、天然の状態に近い感触と使い手のいい歯を取り戻すことができ、入れ歯のように作り直す必要がないということから、長期的にみれば費用はそれほど高いものではないとおっしゃる患者さんが増えています。
ましてや、インプラント治療によって、歯が健康だった若い頃のような「明噌」「発声・発音」「審美」をつかさどる力が取り戻せるのです。

精神的・肉体的活力の回復のメリットは計り知れないでしょう。

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この記事を書いた人

井ビシ歯科医院

井出 太一

日本歯科大学生命歯学部を卒業、現在は井ビシ歯科医院に務める。

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