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2023.10.30

コラム

インプラントとCT・MRIについて

井ビシ歯科医院 インプラント CT

こんにちは。山梨県南都留郡富士河口湖町の歯医者、井ビシ歯科医院(いびし)です。

定期的コラムにて以下のようなインプラント治療に疑問ついてお話しします。
「こんなお悩みはありませんか?」
・ インプラントってなに?
・ いくらくらいかかるの?
・ 誰でも受けられる治療なの?
・ 痛くないの?
・ 体・骨に入れ込むものなので不安がある
・ 入れ歯が痛い 入れ歯に悩んでいる

「歯が抜けて困っている」「食事が上手く噛めずに困る」「他の歯医者さんで抜歯を勧められた」「他の歯医者さんで難しい症例なので断られてしまった」「インプラントをしたいけども、どこで治療を受ければいいのか?」「どの歯医者さんでも対応しているのか?」などの疑問が出てくるかと思います。

大切なご自身の歯をつくっていく治療だからこそ、安心・安全に治療を受けるためには、経験・実績があり、また最先端の設備、リスクや費用をしっかりと説明いただける歯科医院でのインプラント治療をお勧めします。

当院でも、インプラント専門医が治療を担当しているため、なるべく詳しく、わかりやすい説明、“早く”“痛みのない”“長持ちする”インプラント治療ができるよう心がけております。

相談を受けたからと言って、治療を受けなければいけないわけではありません。
患者さんのインプラント治療についても疑問にお答えします。

インプラントとCT(Computed Tomography)およびMRI(Magnetic ResonanceImaging)は、現代医療の分野において重要な役割を果たしている技術です。
これらの技術は、診断、治療計画、および患者さんのケアにおいて大きな影響を与えています。
この記事では、インプラントとCT/MRIの関係について詳しく説明します。

目次

1.インプラントとは?

2.CT(Computed Tomography)とインプラント

3.MRI(Magnetic Resonance Imaging)とインプラント

4.MRIと歯科インプラント(デンタルインプラント)

インプラントとは?

インプラント イメージ

まず、インプラントについて簡単に説明します。

インプラントは、患者の体内に埋め込まれる人工的なデバイスで、通常は歯科、整形外科、耳鼻咽喉科などの治療で使用されます。
心臓のペースメーカーや人工関節もインプラントの一種です。歯科の領域でのインプラント(デンタルインプラント)は、欠損した歯を補うために顎骨に埋め込まれ、人工の歯を支持します。近年では、歯を失った患者に対して提供される一般的な治療法となってきました。

歯科インプラントは、チタンなどの生体適合性のある金属で作られ、顎骨に埋め込まれることで、人工的な歯を支えます。
これにより、見た目や噛む機能が自然な歯と同様に取り戻すことができます。

CT(Computed Tomography)とインプラント

CT

CTは、X線を使用して体内の断層画像を撮影する医療画像診断技術です。

CTスキャンは、指定する部位の詳細な構造を可視化するのに非常に有用です。しかし、インプラントは金属製の場合が一般的であり、金属はX線を吸収する性質があるため、CT画像にアーチファクト(画像の歪みや乱れ)を引き起こすことがあります。これは、正確な診断を妨げる可能性があるため、注意が必要です。

近年のCT技術の進歩により、金属アーチファクトを低減するためのアルゴリズムが開発され、より正確な画像が得られるようになっています。
また、最新のCTスキャナーは、金属アーチファクトの影響を最小限に抑えつつ、高解像度の画像を提供することができます。

歯科でのインプラント治療前後のCT撮影は撮影する部位にもよりますが、基本的には問題なくCT検査を受けていただけます。

MRI(Magnetic Resonance Imaging)とインプラント

MRI

MRIは、強力な磁場と無害な無線波を使用して体内の詳細な構造や組織を撮影する医療画像診断技術です。MRIは、柔らかい組織や液体の画像を生成する能力があり、脳、関節、内臓などの詳細な構造を可視化するのに適しています。

一般的な金属製のインプラントは、MRIスキャン中に問題を引き起こす可能性があります。MRIは強力な磁場を使用するため、金属製のインプラントは引力を受け、周囲の組織に損傷を与える可能性があります。
また、金属は無線波を反射する性質があるため、MRI画像にアーチファクトを引き起こすことがあり
ます。このため、MRIを受ける前に、患者の体内に金属製のインプラントがある場合は、医師とよく相談する必要があります。

一般的に、MRI検査室に入室する前に、ピアスや筆記用具、指輪などの金属類を取り外すように指示があるはずです。
このため歯科での埋め込んだインプラントについてはどうなのか、ご質問をされる方がいらっしゃいます。

MRIと歯科インプラント(デンタルインプラント)

デンタルインプラント

一般的に、チタン製の歯科インプラントはMRIとの相互作用が少ないとされています。

チタンは非常に安定した金属であり、一般的なMRIスキャンにおいては安全に撮影が行えることが多いです。
MRIには強力な磁場が必要であり、金属製の物体が磁場に引き寄せられる現象が利用されています。チタンは磁力をほとんど持たない金属であるため、磁石に吸いよされる性質がありません。
MRIの検査のために、虫歯治療後の銀歯を取り外す必要がないのと同様、インプラントも取り外しは必要ありません。

しかし、他の金属製のインプラントや歯の治療材料(例: 金属の詰め物)は、磁場の影響を受ける可能性が高く、MRI画像の品質を悪化させる原因となることがあるため、MRIを撮影する部位や目的によっては、その限りではありません。

インプラント治療後でも、基本的には、問題なくほとんどの場合で、MRI検査を受けられます。患者さんがMRIを受ける前に、担当医師や放射線技師に詳細な情報を提供することが重要です。

オーバーデンチャーというタイプの義歯を使用されている方は注意が必要です。
磁石が用いられている場合は、MRI検査を受けることができません。

当院でのデンタルインプラントは、チタンやジルコニアを用いたストローマン社製のインプラントを使用しております。
そのため、治療後も基本的には問題なくCTやMRI検査を受けていただくことが可能ですのでご安心してください。

インプラント関連にて質問がある方は、直接ご相談ください。

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この記事を書いた人

井ビシ歯科医院

井出 太一

日本歯科大学生命歯学部を卒業、現在は井ビシ歯科医院に務める。

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