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2023.06.19

コラム

インプラント治療の疑問

こんにちは。山梨県南都留郡富士河口湖町の歯医者、井ビシ歯科医院(いびし)です。

今回から、定期的にこのコラムにて以下のようなインプラント治療に疑問ついてお話しします。
「こんなお悩みはありませんか?」
・ インプラントってなに?
・ いくらくらいかかるの?
・ 誰でも受けられる治療なの?
・ 痛くないの?
・ 体・骨に入れ込むものなので不安がある
・ 入れ歯が痛い、入れ歯に悩んでいる
・ 歯が抜けて困っている
・ 食事が上手く噛めずに困る
・ 他の歯医者さんで抜歯を勧められた
・ 他の歯医者さんで難しい症例なので断られてしまった

インプラントをしたいけども、どこで治療を受ければいいのか?どの歯医者さんでも対応しているか?などの疑問が出てくるかと思います。大切なご自身の歯をつくっていく治療だからこそ、安心・安全に治療を受けるためには、経験・実績があり。最先端の設備、またリスクや費用をしっかりと説明いただける歯科医院でのインプラント治療をお勧めします。

当院でも、インプラント専門医が治療を担当しているため、なるべく詳しく、わかりやすい説明、“早く”“痛みのない”“長持ちする”インプラント治療ができるよう心がけております。
相談を受けたからと言って、治療を受けなければいけないわけではありません。
患者さんのインプラント治療についても疑問にお答えします。

次回のコラム:インプラント治療の疑問|誰でもインプラントできるの?はこちら

目次

1.インプラントってなに?

2.インプラント治療の適応

3.インプラント治療はいくらくらいかかるの?

インプラントってなに?

井ビシ歯科医院 インプラント

インプラント治療は、歯がなくなってしまったところ、歯がないところに対して行う治療です。
一本ない場合や複数、また全ての歯を失ってしまった場合まで、治療の適応は様々です。
インプラントと差し歯は違うものです。一番の違いは、治療する歯の歯根(ご自身の歯の根っこの部分)の有無によって違います。

インプラントは、歯を支える骨(上顎骨・下顎骨)に直接小さなネジを埋め込む治療です。その上に上部構造と呼ばれる人工歯(ジルコニアなど)を装着するのがインプラント治療です。

インプラントの素材は純チタン、チタン合金が使用されております。チタンは、骨折の治療や膝関節の人工関節などにも使用されており、生体組織との親和性が高く、アレルギーなどがほどんどなく、骨となじみやすい金属です。

差し歯は、ご自身の歯根を使用し、その上に被せを行う治療のことを言います。
差し歯の治療(補綴治療)は、普段から見える歯の上の部分だけ失ったり取れたりした場合にできる治療なのです。もし治療したい部分に歯の根元・根っこがない抜歯は、差し歯はできずに、インプラントや義歯(入れ歯)、ブリッジなどの治療が適応となります。

歯根(歯の根っこ)が残っていても、割れていたり、むし歯が大きかったり、歯周病も進んでいる場合は、差し歯ができないこともあります。

インプラント治療の適応

むし歯や歯周病で歯を失った場合

むし歯

歯を抜歯しなければいけない原因として、最も多いのが歯周病、次いでむし歯と言われております。

しかし日々診療にあたる中で、歯周病でも、噛み合わせが悪いことから始まる歯周病(咬合性外傷)が多いように感じます。

外傷・事故や歯根破折によって歯を失った場合

歯 事故

外傷や事故による衝撃になって歯が折れてしまったり、抜けてしまうことがあります。
特に前歯などは審美的にも気になる部分であり、インプラント治療により、回復が可能です。

生まれつき歯がない・足りない場合

歯抜け

生まれつきに永久歯がなく(生えて来ず)、隣の歯などは全くの健康であるため、インプラント治療にて歯を補い、揃えていくことができます。

インプラント治療はいくらくらいかかるの?

金額 計算

インプラントの治療費用の相場はどれくらいなのでしょうか。
一般的にインプラント治療にかかる費用相場は、一本あたり40万〜80万程度です。インプラント治療は保険外治療(自由診療・自費診療)であるため、歯科医院によって、使用する種類・材料によって変動します。

またインプラント治療の前に骨が少ない場合などは、骨造成や上顎洞への処置(ソケットリフト・サイナスリフト)を行うこともありますので、その抜歯も治療の見積もりが変わることもあります。

当院では安心して治療を受けていただくために、全ての症例において、CT撮影を行い、治療の見積書をお渡ししております。
料金については患者さんそれぞれの状態によって変わりますので、インプラント材料の種類などの詳細はご質問ください。

医療費控除の対象になるの?

医療費控除

インプラント治療は医療費控除制度の対象になります。

医療費控除とは、一年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、支払った医療費用に応じて、計算し直した税金を、所得税から差し引くことができる制度のことです。
詳しくはこちらご覧ください。
https://kawaguchiko-haisha.jp/medical-expense-deduction/

医療費控除を活用することで、会社員の方などは、給与から天引きされる所得税の還付を受けることができ、個人事業主の方は、確定申告にて医療費を反映することで節税できます。

医療費控除では、歯科医院に支払う費用は安くなわけないですが、還付金を受け取れることで、結果的に治療費用を抑える可能性があります。
なお歯科医院で受けた際の医療費控除を申請し忘れてしまっている場合でも、領収書や通院証明書があれば、過去5年遡って申請が可能です。

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この記事を書いた人

井ビシ歯科医院

井出 太一

日本歯科大学生命歯学部を卒業、現在は井ビシ歯科医院に務める。

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