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2023.07.31

コラム

審美歯科について

こんにちは。山梨県南都留郡富士河口湖町の歯医者、井ビシ歯科医院(いびし)です。

新型コロナウイルス感染症が、第5類へ移行され、マスクを外して生活する日常が戻りつつあります。自分や他人の口元にも目がいくようになり、自信が持てる笑顔を目指せるよう、審美歯科について気になる方も増えてきております。口元美人・笑顔美人をつくる「審美歯科」についてお話しします。

目次

1.審美歯科とは

2.審美齒科治療の種類

3.審美歯科治療は高額なのか?

4.「輝く白い歯」への道

審美歯科とは

井ビシ歯科医院 審美歯科

「歯の形」や「色をよくする」など美容的な美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療のことを「審美歯科」と呼びます。

人とのコミュニケーションがとても大切な現代社会において「美しい口元」「すてきな笑顔」は相手に好印象を与え、円滑な人間関係を築く手助けになります。
審美歯科は美しく見えることはもちろん、「よく噛める」「よく話せる」といった機能が正しくなることによって、お口の健康や心身の健康を増進し、本当の意味の「美しさ」を長く保っていくことを目的としています。

審美齒科治療の種類

審美歯科 治療

「審美歯科治療」は、個人に合わせた歯の色・形・歯並びなど顔と口元のバランスを整えます。

さまざまな治療の種類があり、大きくは次のようなものがあります。

・歯ぐきをきれいにしたい
→ 歯ぐきの炎症や変色を取り除き、出血や口臭をなくす
・健康な歯を白くしたい
→ 薬剤を使って歯をきれいにするホワイトニング
・歯の形をきれいにしたい
→ 歯の一部、または全部を人工材料でかぶせる
・歯並びをきれいにしたい
→ 歯並びと咬み合わせをよくする矯正治療

審美歯科治療は高額なのか?

治療 費用

審美歯料治療は基本的に「自費診療=保険外診療」です。

「保険診療」とは健康保険法によって定められた診療で、材料・方法・診療報酬等が事細かに決められています。ごく一部の例外を除き、歯のトラブルに対する、すべての治療は保険診療で行うことができます。しかし、保険診療は「悪くなってしまった歯を日常生活に支障のないレベルへ回復する」ことを目的としているため、「より快適にする」「より綺麗にする」「将来悪くならないように予防する」といった目的には、保険診療を適用することが出来ません。

例えば、審美性(見た目)、快適性(使い勝手)、 被せものの適合性(精度)、耐久性、歯科矯正など、生活の質をあげるような高い要求には応えられず、この制限の枠を越えた診療は「保険外診療(自由診療)」で行うことになります。

審美歯科は美しい自然な歯の仕上がりを目的としているため、保険での診療が認められていないのです。
しかし、歯に対しての価値観は人ぞれぞれです。保険診療で支払う金額に比べると、確かに安い金額ではないですが、将来的に考えれば、むしろ高すぎることは決してないのです。

健康保険の範囲外の審美歯科治療(セラミックなど)の特徴

健康保険

・身体への影響
体にやさしく、金属アレルギーの心配もありません。
・自然な仕上がり
裏側まで全てセラミックやジルコニアなどを用いた被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)は自然な仕上がりになります。
・自然な使用感
咬み心地も優しく安心。金属の透過による歯肉の黒変や金属自体の露出もありません。
・二次的虫歯の予防
その他適応外としては、ゴールド修復があります。金はアレルギーが起きにくい金属で抜群の適合性を有するため、隙間からの細菌・唾液の浸入が少なく、二次的な虫歯を発生しにくいため、長持ちします。
・費用
セラミック、ジルコニア・金(ゴールド)は保険適応外になり、料金的負担が比較的大きくなります。
歯の状態や審美の希望・予算などにより、治療方法や使用する材料が変わってきす。審美歯科をご希望の方は、担当する歯科医師とよく相談してみましょう。

「輝く白い歯」への道

「なぜ歯は変色するのか」

さまざまな要因で歯は黄色くなってしまいます。歯の変色は大きく「外因性」と「内因性」の原因があります。

外因性のもの

コーヒー

①たばこ、コーヒー、赤ワインなど飲み物や食べ物の色素や、汚れが歯に付着したもの
→クリーニングやエアフローにより元の歯の色に戻ります
②虫歯によるもの
→虫歯治療をおこないます。
③詰め物や、かぶせ物の変色や、その材料から出るイオンによるもの
→ 詰め直し、またかぶせなおしをおこないますが、イオンによる変色はホワイトニングでは効果がありません。

内因性のもの

加齢

①加齢による黄ばみ
→ エナメル質が磨耗により薄くなり象牙質の色が透過しやすくなる事により、黄ばんで見えます。
②薬(テトラサイクリン)による変色
→ 歯の形成期にテトラサイクリンを服用すると変色が起こります。
③神経を取った後の変色
→ 神経の取り残し等により、取り残した神経が腐って変色をおこします。

「審美歯科」は原則として虫歯や歯周病の治療を済ませてから行うものです。
まずは悪いところをきちんと直した上で、歯科医師と相談し、あなたの「なりたい口元」づくりに挑戦しましょう。

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この記事を書いた人

井ビシ歯科医院

井出 太一

日本歯科大学生命歯学部を卒業、現在は井ビシ歯科医院に務める。

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